胃腸機能を改善。胃腸を丈夫にして免疫力をあげよう!2016/07/04 09:14

すぐに下痢をする、風邪をひきやすい、食べても太れない、元気がでない、疲れやすいなど、胃腸が弱いと損をしていることがたくさんあります。胃腸は食べ物、病原菌などが通過するということもあり、免役細胞の半数以上が胃腸に集中しています。漢方薬で胃腸の機能を改善しておくと、免役力もあがり、疲れにくくなります。また、冷えの改善や肌のトラブルも防ぎ、美肌効果もあります。

症例1:高齢の女性。胃痛、下痢があり食欲低下。体重減少してきた。疲れやすい。→ 約2ヶ月から3ヶ月で改善。その後は具合が悪い時に服用。

症例2:体重が減って心配。下痢が毎日続く。→ 下痢が止まり、体重減少がストップ。

症例3、4:胃がんの手術後に服用。半年服用し、その後約15年経つが再発なし。→ 同様に胃がんの手術をした方で、始めはエキス剤を服用していたが、体重が減少してきたため煎じ薬に変更して継続服用し体調を維持している。

症例5:逆流性食道炎もあり、1日数回軟便する女性。なかなか太れない。食事には大変気をつけていて、煮物やおかゆなどにしている。→ 体重が増加し始め、胃酸の逆流が減り、西洋薬をほとんど飲まなくて良くなった。花粉症も軽くなった。何を食べても心配なくなった。この方は約10ヶ月服用。

症例6:胃腸が弱く風邪をひきやすい。食べ過ぎや冷たいものですぐに下痢をする。疲れやすい。→ 次第に下痢をする頻度が減る。春と秋の花粉症もひどく、この時期は花粉症用の煎じ薬に変えて対応した。下痢をしなくなり、風邪をひかなくなり丈夫になった。花粉症も年々軽くなり、つらい症状で寝こむことはなくなった。市販の薬も飲めるようになった。

症例7:秋になると、胃痛に苦しむことがここ数年続いた。→ 予防したいということで、春から煎じ薬を服用。秋を過ぎても調子は良く、休薬した。

症例8:冠婚葬祭の食事や外食、正月料理などでお腹を壊すことが多い。疲れやすく、小さい頃から風邪をひきやすい。中学高校では運動部に所属し、毎日疲労がたまり肩こりや目の疲れに悩まされた。それに伴い、視力が低下した。→ 体質改善したいということで、煎じ薬を約半年服用した。滅多に下痢をすることがなくなり、同じ仕事をしても以前より疲れがたまらずに元気になる。目の疲れや肩こりの頻度も減った。

症例8のように胃腸が悪いと、ビタミン、ミネラル・鉄分などの栄養素の吸収も悪いため、運動するとさらに疲れやすいということも起こってきます。

外傷性疾患は漢方薬服用で回復が早くなる2016/07/13 14:38

交通事故、打撲、骨折、捻挫、ムチ打ちなど外科的な症状に漢方薬は効果がない、と思っている方は多いと思いますが、漢方薬を服用することで、症状の回復が早まり、その後の後遺症が無くなります。

症例1:玄関から1メートル下の土間に足を滑らせお尻から落ち、同時に靴箱の角に頭をぶつけてしまった。 腰から臀部にかけ青あざができたが、幸いなことに脳外科や整形外科での診察では異常なしだった。漢方薬の服用を思いつき来局。瘀血を改善する薬をせっせと服用するにつれて、みるみる青あざが消えていき、同時に痛みも少なくなっていった。怪我の後から頻尿が起こるようになっており、泌尿器科を受診して服薬を始めていたが、副作用が出て服薬を中止した。青あざが消えてからさらに服薬を継続したところ、頻尿もすっかり良くなった。(この場合、頻尿は打撲が原因だったのでそれが改善すれば元に戻るからと伝えていました。)

症例2:自転車で転んで顔面と足を怪我した。この方はすぐに止血と抗炎症作用のある漢方薬と牛黄を服用し、その翌日からは瘀血をとる漢方薬を服用した。顔面のアザもできずに早く回復した。この方は、以前にも転んでおでこに大きなコブを作ったが、その時は冷やすくらいで何もしなかったところ、翌日には腫れもひどくなり、内出血がまぶたまで下がって目が半分しか開かなくなったことがあった。このことから今回はすぐに対処したところ即効であったとのことである。

など、多数の効果があります。また、瘀血の状態をそのままにしておくと後遺症が出る場合もありますので、知っておくと安心です。