外傷性疾患は漢方薬服用で回復が早くなる2016/07/13 14:38

交通事故、打撲、骨折、捻挫、ムチ打ちなど外科的な症状に漢方薬は効果がない、と思っている方は多いと思いますが、漢方薬を服用することで、症状の回復が早まり、その後の後遺症が無くなります。

症例1:玄関から1メートル下の土間に足を滑らせお尻から落ち、同時に靴箱の角に頭をぶつけてしまった。 腰から臀部にかけ青あざができたが、幸いなことに脳外科や整形外科での診察では異常なしだった。漢方薬の服用を思いつき来局。瘀血を改善する薬をせっせと服用するにつれて、みるみる青あざが消えていき、同時に痛みも少なくなっていった。怪我の後から頻尿が起こるようになっており、泌尿器科を受診して服薬を始めていたが、副作用が出て服薬を中止した。青あざが消えてからさらに服薬を継続したところ、頻尿もすっかり良くなった。(この場合、頻尿は打撲が原因だったのでそれが改善すれば元に戻るからと伝えていました。)

症例2:自転車で転んで顔面と足を怪我した。この方はすぐに止血と抗炎症作用のある漢方薬と牛黄を服用し、その翌日からは瘀血をとる漢方薬を服用した。顔面のアザもできずに早く回復した。この方は、以前にも転んでおでこに大きなコブを作ったが、その時は冷やすくらいで何もしなかったところ、翌日には腫れもひどくなり、内出血がまぶたまで下がって目が半分しか開かなくなったことがあった。このことから今回はすぐに対処したところ即効であったとのことである。

など、多数の効果があります。また、瘀血の状態をそのままにしておくと後遺症が出る場合もありますので、知っておくと安心です。

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