インフルエンザや風邪への備え2009/08/27 15:30

うがい手洗い、マスクの着用、規則正しい生活をして疲労をためない、など基本的な事を行いましょう。もしかかってしまったら早めに漢方薬を飲むとその後の治りが良い事が多いです。咽頭の違和感や痛み、ゾクゾクと寒気がするなど、熱が出始める前に、もしかしてインフルエンザでは?と思ったらすぐに飲むことができる煎じ薬抽出パックを用意しました(胃腸の弱い方など使用に制限が必要な場合がありますのでご相談ください)。インフルエンザの反応が陽性になるのには発熱後数時間経過してからなので、その前からすぐに飲み始めることで病気の悪化を防ぎます。

インフルエンザと漢方2009/04/27 19:10

インフルエンザは急に38〜40度の高熱が出て、倦怠感・筋肉痛・関節痛などの全身症状が通常5日間ほど続きます。食欲がなくなり、咽頭痛や咳といった症状が出たり、気管支炎から肺炎をおこすこともあります。また重症化すると脳炎や心不全に至ったり、体力のない高齢者や乳幼児などは命にかかわることもあります。

最近では新型インフルエンザの発生も危惧されています。インフルエンザは飛沫感染ですから、うがい、手洗い、そして人混みではマスクを着用することが予防となります。また部屋の加湿をすることも効果があります。もし罹ってしまったらお薬はタミフル・リレンザなどありますが、これらは発熱後数時間経たないと感染したかどうかわからないため服用できません。しかし、漢方では発症時からすぐに対応可能です。

発症初期で発熱悪寒があり汗をかかない場合には麻黄湯あるいは葛根湯を使います。頭痛・腰痛・関節痛がある場合は麻黄湯、項部から背・腰などにかけて凝りや痛みがあるものには葛根湯がいいでしょう。これらを飲んで発汗すると症状は徐々に改善しますが、発汗しない場合には別のものを選択します。ご高齢の方や虚弱な方は高熱が出ても顔色は青く手足は冷たいことがあり、その場合も別のものを選択します。日ごとに症状が変化していきますので、それらを踏まえて煎じ薬を変更していきます。