認知症、パーキンソン病、うつ病2017/08/28 21:55

いろいろ検査をしてもなかなか納得のいく診断がつかないこともあり、その間に悪い方へ進行してしまうこともあります。少しでもおかしいなと気がついたら、早めに漢方薬を服薬してみてはいかがでしょうか?自分でおかしいな、なんとかしなければと気がつくことが一番ですが、家族が先に気がつくこともあります。早く手を打つことができるのも漢方薬の良い点です。

症例1
90歳代男性。3ヶ月前位からたまに朝の6時と夕方の6時を間違えるようになった。その後は普通であったが、睡眠薬を服用しているせいか、最近になって昼間も寝ていることが多くなった。朝の散歩にもほとんど行こうとしない。夕方になるとめまいがひどくなり横になるが、イライラすることが多くなった。電話を受けても忘れてしまったり、洋服を2〜3枚重ね着したり、袖に足を入れようとしたり、行動に異常が見られるようになった。今までは穏やかな性格であったのが、この頃から暴言をはいたり、乱暴したりする事もでてきた。そこで2種類の漢方薬を1日2回ずつ交互に(計1日4回)服用開始したところ、すぐに効果をあらわれ、10日ほどの服用で異常な行動はなくなり、夕方の発作も軽くなった。その後も服用を続けると、今まで悩まされていためまいもほとんど無くなった。

症例2
70歳代男性。もともと尿酸値が高く、血圧もやや高めだった。約4年前に心臓のバイパス手術を受けると同時に退職。家で過ごすことが多くなり、テレビばかり見ているようになった。その後、ぼ〜っとすることが多くなり、2年程前には小刻みな歩行や、ストレスで手の震えが起こるようになった。今年5月になって近所の病院にかかると、MRIでは正常であったが、認知症かもしれないと言われ、ショックを受けたためか帰宅後尿を漏らした。その後ますます症状は悪化し、自分で歩くことができなくなった。おむつをするようになり、介護も大変で奥様も体調不良になった。8月に入りあれこれ検査をしたが、なかなか診断がつかず、症状は悪化したままであった。介護の手伝いにきていた親戚の勧めで、漢方薬を飲み始めたところ、ひざ下の冷えがみるみる改善し、ぽかぽかと温かくなった。少しからだを動かすこともできるようになった。なにより、日中昏睡状態のように寝ていたのが、日中眠らなくなり、目がキラキラしてきたようである。8月の検査の結果はまだ出ていないが、症状は少し改善してきている。

ご家族がおかしいなと気づいてからなるべく早い時期に服用開始しますと、より即効性が期待できます。

むくみ、体重の増加について2016/06/24 17:53

食事量は特に変わっていないのに、体重が急に増えた。むくみがある。手足が腫れている、あるいはこわばっている感じがする。しびれや冷えがある。めまいや立ちくらみがする。おしっこの量が減った、あるいは増えた。喉や口が乾いて、水分をよく取る。だるい、睡眠が良くとれない。動悸がする。

それぞれいろいろな原因があると思いますが、どこか調子が悪いところがあるはずです。

この場合、共通しているのは体内の水分代謝が悪い、あるいはそれに伴っているということです。原因は腎機能の低下かもしれませんし、ストレスや精神的な要因で血流が悪化しているためかもしれません。

いずれにしても、漢方薬で全体を改善しませんか。水分代謝が悪い状態を放置しておくと、熱中症の危険も高まります。

連休のお知らせ2016/04/23 02:51

4月29日(金)から5月8日(日)までお休みいたします。ご迷惑をおかけします。 何かございましたら、メールあるいは留守電にメッセージをお願いいたします。

うつ病2016/04/23 02:23

いろいろなストレスから発症する事が多い病気です。心身に不調をきたすのですが、症状の現れ方は人それぞれです。例えば、表情が暗く元気がない、涙もろい、眠れない、身体がだるい、疲れやすい、仕事の能率が低下しミスが増える、集中できない、趣味や外出を嫌う、好きなこともやりたくない、飲酒量が増える、気分が沈む、物事を悪い方に考える、食欲がない、胃腸の不具合がある、頭痛がする、動悸やめまいがするなど、思い当たる節はありませんか?

本人が気づいていないこともよくあります。身近にいる方も気づかないうちに症状が進行してしまっていることもあります。また、この病気は一瞬の気の迷い?から、自殺へと行動してしまう怖い面も持っています。

今のストレス社会では多くの方がかかりやすい病気の一つです。うつ病は心の病気といわれますが、脳の病気でもあります。脳の伝達がコントロールできてくると回復できるわけです。漢方薬を服用していますと、自分の意思とは無関係に自然にこれらの流れを改善して調節機能をもとに戻していくことができるのでいつの間にか症状が消えていくのです。
 
漢方薬をしっかり継続して飲んでいても、調子の悪い時と良い時がありますが、次第に自分の調節機能が整うようになると悪い時が少なくなっていきます。症状も軽くなっていきます。完治するまでは頑張ることをお勧めします。

ストレス2016/04/14 16:45

4月に入り、環境の変化が多い時期です。ストレスをためないように食事と睡眠はしっかりとるようにしたいですね。心身の調子が良い時にはストレスをすぐに跳ね返すことができますが、個人にとって過度のものであったり長期にわたるものですと、自律神経などの乱れが多くなり不調も多くなります。心身症、うつ状態、自律神経失調症などといわれることもあります。漢方薬はそのような症状の改善に対しても高い効果があります。眠りが浅い、疲労が残るなどありましたら、調子を崩す前に早めにお試しください。

ストレスは大敵2016/01/31 12:21

寒い毎日ですね。ストレスで身体が硬くなっていませんか?ストレスは大敵ですので、お風呂にゆっくりつかる、ストレッチやマッサージ、運動を積極的におこなうなど心がけて、良い睡眠がとれるようにしたいですね。

ストレスが原因と思われる血流の悪化で卵巣の腫れがひどくなっていった方の例を、過去のブログから紹介します。

体全体の調子があまりすぐれず、生理のたびに寝込みがちです。卵巣の腫れがもっとひどくなれば手術が必要と言われ、病院のホルモン治療を始めましたが、同時に漢方薬の服用を開始したところ、よく眠れるようになり、お腹のはりも減り、めまいや頭痛もなくなって、体調も良くなっていきました。それと同時に、卵巣の腫れはかなり小さくなりました。頸椎症なども一緒に改善されました。

ストレスはこのような疾患の一原因ともなり、症状を悪化させてしまうこともあります。体全体をみて良い状態を維持していくことが大事です。

向精神薬2016/01/19 19:15

大人への向精神薬の過剰投与については以前から警告されていますが、昨年には子どもへの向精神薬の処方件数が増加しているという調査結果が報告されました。

人間の身体はとても素晴らしいもので、外部からの出来事に対して自然に神経・ホルモンなどが微妙に働き、素早く調節されています。その中心が脳で、一つの状態だけを向精神薬で抑制しても、ほかにとっては不都合な状態が起こってしまうことがあります(薬の副作用)。

薬剤で神経伝達を調節してしまうことは本当に良い方法なのか、ということを考えるべきだと思います。調子が悪いうちは服薬し、治ってきたらやめれば良いのだと思って服用を始めたら、具合が良くなることがなく、いつまでたってもやめられなくなり、薬の量や種類が増えてしまう。依存症になり、やめたくてもやめられない。精神的な抑制がきかなくなりトラブルを起こしてしまうと嫌なので、そうなる前に向精神薬を服用してしまうということもあるのかもしれません。

真の改善を望むのであれば、まず先に次のようなことを行なってみてからでも良いかもしれません。
1.家庭での生活環境(食事や睡眠)を整えること。
2.子供であれば、周りの大人(学校の先生)や子供への理解を促す努力。大人であれば、職場や人間関係のストレスを改善するための努力。
3.カウンセリングにより、自分の意欲的な方向付けを行うこと。
4.漢方薬など自然なお薬を用いて神経の調節をして、良い流れを作っていくこと。

漢方薬で改善した方の一部をご紹介します。病院から向精神薬を複数処方され、服薬しながらも調子が悪く、仕事も出来なかったけれど、漢方薬を併用してフルタイムで働くことができるようになった方、過呼吸や自律神経のコントロールができず、西洋薬も副作用が多くて服薬できず毎日辛かったけれど、漢方薬の服用で自分を取り戻した方、幻覚や幻聴などが現れてご家族が心配して来院なさり、漢方の服薬を補助して立ち直った方など、それぞれの努力が実を結び、辛さから解放されました。

向精神薬は我々の脳に作用して薬効を発揮しますが、依存症などを含め副作用も多いものです。私などは安易にすぐに向精神薬に頼らない方が良いと考えますが、いかがでしょうか? なんとか良い解決の糸口を切り開いていってほしいものです。

うつ病2012/03/10 18:10

いろいろなストレスから発症する事が多い病気です。心身に不調をきたすのですが、症状の現れ方は人それぞれです。例えば、表情が暗く元気がない、涙もろい、眠れない、身体がだるい、疲れやすい、仕事の能率が低下しミスが増える、集中できない、趣味や外出を嫌う、好きなこともやりたくない、飲酒量が増える、気分が沈む、物事を悪い方に考える、食欲がない、胃腸の不具合がある、頭痛がする、動悸やめまいがするなど。

思い当たる節はありませんか?本人が気づいていないこともよくあります。身近にいる方も気づかないうちに症状が進行してしまっていることもあります。また、この病気は一瞬の気の迷い?から自殺へと行動してしまう怖い面も持っています。今のストレス社会では多くの方がかかりやすい病気の一つです。

うつ病は心の病気といわれますが、脳の病気でもあります。脳の伝達がコントロールできてくると回復できるわけです。漢方薬を服用していますと、自分の意思とは無関係に自然にこれらの流れを改善して調節機能を元に戻していくことができるので、いつの間にか症状が消えていくのです。完治するまで続けることをお勧めします。

うつ病、自律神経失調症、統合失調症、不安神経症、パニック障害、PTSDなど2011/12/02 16:25

このような時に漢方薬は効果があるのだろうか?

と思われる方もいると思いますが、飲んでみると次第に楽になっていきます。10日以内に効果を実感する方もいらっしゃいますが、継続していますと、いつの間にか気が付かないうちに楽になっていたという方もいます。

気持ちが落ち着いてきた、眠れるようになってきた、食欲が出た、朝が楽になった、不安が和らいできた、頭痛や頭重がなくなった、疲労感・だるさがとれた、頻尿や下痢や便秘あるいは腹痛がなくなった、息苦しさがとれた、幻覚幻聴がなくなった、など気になる症状が取れるまでは頑張ってください。

自分自身の調節力を高めて元に戻していくものですので、少し余分に飲んでおいた方が安心です。

五月病2011/05/12 09:00

5月になり、新年度からの環境・生活の変化に対し慣れてくる時期でもありますが、急にやる気が起きなくなる事があります。

疲労感があり朝から疲れが残っている、最近やる気が起きない、眠れなくなった、食欲がない、毎日が辛い、不安がある、などと感じているようでしたら、少し気分転換をはかり、不安や悩みなどは相談して休養してみましょう。

こんな時に漢方薬は自然に心身を元気にし、ストレスに負けない状態にしていきます。依存性もないので安心して服用できます。