インフルエンザ2013/01/16 17:12

今年もインフルエンザが増え始めているようです。季節型、新型インフルエンザに対しても、手洗い・うがい等の予防は大切ですが、感染力の強いウイルスには予防にも限界があります。では、もしかかってしまったらどうしたらいいのでしょうか?

インフルエンザの初期の一般的な症状としては、喉の痛み、倦怠感、悪寒がしてゾクゾクする、しかし熱はまだそれほどない、足腰がガクガクしたり痛い、といったものがあります。その後には、熱が次第に高くなって症状は悪化します。咳や胃腸障害も伴ったりもします。もしかしてかかってしまったかも、という発症初期にはまだウイルスの量が少ないため、検査キットでは陰性を示してしまうことも多いようです(ウイルスのRNAを増幅させるPCRによる診断はより確実ですが、時間がかかってしまうため通常簡易検査が用いられます)。インフルエンザと診断がつかなければ、タミフルなどの抗ウイルス薬の処方がされないこともあります。簡易検査キットでは発症後2日目が最も陽性率が高いとされている一方、抗ウイルス薬による治療は発症後48時間以内でないと効果が期待できません。

その点、漢方薬の麻黄湯などは初期の時点からすぐに服用でき、後の症状も軽くすみます。人によっては1回の服用で治ってしまうこともあります。麻黄湯の成分の麻黄や桂皮には科学的にも抗ウイルス作用が認められており、麻黄湯の単独使用でもタミフルに匹敵するほどの効果を出しているとも言われています。麻黄湯は抗ウイルス効果を持つだけでなくからだの後始末をしながら症状に対処していくのですが、タミフルはインフルエンザのウイルス増殖抑制だけに限定しているからかもしれません。近くに感染者がいたなど、インフルエンザを疑う十分な状況があればなおさら、感染初期からすぐに治療を開始することができるため有益と思われます。

当店ではそのような状況に備えて初期からすぐに飲める麻黄湯の抽出液パックを用意しています。煎じる手間もなく携帯にも便利ですぐに飲めます。1日分650円(3パックで3回分)です(服用は発症後2~3日間です)。質の良い生薬を煎じて高温でパック包装していますので成分は優れており、常温で2~3ヶ月、冷所で1年ほど保存可能です。使用にあたっては注意事項等をお伝えし、心配な時はご連絡いただければ詳しく説明いたします。感染初期にすぐに服用できるように準備されることをお薦めします。

インフルエンザには下記に書きました牛黄カプセルの麻黄湯との併用もおすすめです。

牛黄とは ―
動物性生薬の一つです。牛黄は牛の胆石で、千頭に一頭の割合でしか発見できない貴重なもので、昔から大変珍重されてきた生薬です。肝炎、糖尿病、心臓疾患(動悸・不整脈)、精神疾患、末梢血管障害、脳血管障害(認知症予防と改善)、疲労、風邪、インフルエンザ、発熱などに広く用いられる滋養強壮薬です。夏の熱中症や夏ばて時、インフルエンザなど急な発熱時あるいは疲労が残っている時、元気が出ない時などには、頓服薬として用いても良いものです。カプセル剤(カプセルを開ければ粉末)で匂い等もなく、1日1~2回水またはお湯で服用できます。動物性生薬は速効性があるといわれており、特に中高年の方、疲労のある方、風邪や発熱などのある方などは効果をすぐに感じる方が多いようです。インフルエンザ流行時には牛黄と煎じ薬を併用して夕方39度の発熱が一晩で平熱になった方もいます。また、他の薬では胃腸が弱くて飲めないという方には単独でも効果があります。いざというときにお試しください。

いずれにしましても病気はひどくならないうちに対処しておくことがおすすめです。

下記は新型インフルエンザの時の記事ですが、どのインフルエンザにも対応は同じですのでご参考に。

今シーズンのノロウイルス2013/01/29 17:00

今年は今までのノロウイルスと違っていると言われていましたが、例年になく胃腸の不具合をしばらく継続してしまう方が多いように思います。胃痛、吐き気、軟便や胃腸部不快感が長引いてしまうなどです。人によっては1ヶ月以上もそれを引きずって、精神的な病気ではないかと心配になる方もいらっしゃいます。このような今シーズンのノロウイルスですが、煎じ薬を服用しますと症状は早く改善していきます。どうぞご相談ください。