風邪・インフルエンザ2012/01/22 11:40

風邪やインフルエンザの流行する季節です。うがいや手洗いなどで、これら感染症の予防を心がけましょう。少し咽喉が痛い、咳が出始めた、だるい、風邪をひいたかなと思ったら、ひどくならないうちに治しましょう。

ウイルスが増殖を始める初期でしたらひどくならずにすみます。もしその時期を通り越して、咳や鼻炎が続いて倦怠感、食欲不振などあるようでしたら、免疫力を高めて治しましょう。

それぞれに対応する漢方薬がありますので、病気が長引く前にいらしてください。元気でこの寒さを乗りきりましょう。

下記は新型インフルエンザの時の記事ですが、どのインフルエンザにも対応は同じですのでご参考に。

風邪、インフルエンザ、その他感染症2011/10/27 08:40

風邪をひいて体調を崩している方が多くなりました。すぐに回復してしまえば良いですが、咳や鼻水がひどくなってなかなか治らない時には漢方薬を是非お試しください。体全体を調子良くしていきますので、自分の回復力もあがり食欲も出てきます。

また、風邪かなと思ったときに対処しておくと、すぐに治ってしまいます。インフルエンザの予防接種も始まりましたが、インフルエンザウイルスのような感染力の強いものに対しても、漢方薬はかかってしまったかなと思った時から服用でき、初期から体を守り、万が一かかってしまってもひどくならずに回復を早めることができます。

今年はすでにRSウイルスという別のウイルスの感染症が流行っているようですが、こちらも咳や気管支炎、肺炎を起こします。いずれにしても漢方薬で対応できます。すぐに飲める便利な包装もありますので、常備しておくと安心です。お気軽にご相談ください。

インフルエンザ2011/01/18 10:45

インフルエンザが流行してきました。うがい・手洗いをして予防しましょう。かかったかなと思ったらすぐに漢方薬を飲んでおくと安心です。以下は昨年の記事です。新型インフルエンザの記事もありますが漢方的な効果は同じですのでご参考に。

牛黄とは2010/12/02 14:40

動物性生薬の一つです。牛黄は牛の胆石で、千頭に一頭の割合でしか発見できない貴重なもので、昔から大変珍重されてきた生薬です。肝炎、糖尿病、心臓疾患 (動悸・不整脈)、精神疾患、末梢血管障害、脳血管障害 (ボケ予防と改善)、疲労、風邪、インフルエンザ、発熱などに広く用いられる滋養強壮薬です。夏の熱中症や夏ばて時、インフルエンザなど急な発熱時あるいは疲労が残っている時、元気が出ない時などには、頓服薬として用いても良いものです。カプセル剤(カプセルを開ければ粉末)で匂い等もなく、1日1〜2回水またはお湯で服用できます。動物性生薬は速効性があるといわれており、特に中高年の方、疲労のある方、風邪や発熱などのある方などは効果をすぐに感じる方が多いようです。昨年のインフルエンザ流行時には牛黄と煎じ薬を併用して夕方39度の発熱が一晩で平熱になった方もいます。いざというときにお試しください。

風邪・インフルエンザ2010/10/07 17:20

秋になり風邪をひいている方も多くなりました。気温の変化が日ごとに激しくなっているからでしょうか。調節できる服装などで日々対応しましょう。

インフルエンザの予防接種も始まりましたが、初期の風邪やインフルエンザには漢方薬が効果的です。急な発熱時などにすぐに服用しておくと回復が早いですし、ひどくならずにすみます。また、検査結果に関わらず服用できます。昨年流行した新型インフルエンザにも効果があります。いつでもすぐに服用でき、とっさの時に便利な包装もありますのでご利用ください。

新型インフルエンザに感染してしまったら2009/09/04 16:40

先月中に全国的に流行期に入ったと発表された新型の豚インフルエンザウイルス(H1N1)は、今月下旬から来月にかけて当面のピークを迎えるとみられています。アメリカとカナダでの致死率は0.5%に上ると推定されていますが、通常の季節性インフルエンザの致死率は0.1%以下とされていますので、新型の致死率は季節性の5倍以上ということになります。

また、新型ウイルス自体の感染力が季節性ウイルスよりも強いということが動物実験で確かめられました。新型と季節性の遺伝子が混じって変異し毒性が強まったり感染力がさらに強まったりしている形跡はなく、実験を行ったアメリカのメリーランド大学では、新型は季節性に比べ生物学的に有利な形質をもっており季節性の遺伝子を取り込んだ変異型は生存競争上むしろ不利になるためではないか、としています。

季節性インフルエンザと同様、新型に対しても手洗い・うがい等の予防は大切ですが、ただでさえ感染力の強い新型ウイルスには、ほとんどの人が免疫を持っていないため感染の予防にも限界があります。では、もしかかってしまったらどうしたらいいのでしょうか?

インフルエンザ初期の一般的な症状としては、喉の痛み、倦怠感、悪寒がしてゾクゾクする、しかし熱はまだそれほどない、足腰がガクガクしたり痛い、といった症状です。その後には、熱が次第に高くなって症状は悪化します。咳や胃腸障害も伴ったりもします。もしかしてかかってしまったかも、という発症初期にはまだウイルスの量が少ないため、検査キットでは陰性を示してしまうことも多いようです(ウイルスのRNAを増幅させるPCRによる診断はより確実ですが、時間がかかってしまうため通常簡易検査が用いられます)。 インフルエンザと診断がつかなければ、タミフルなどの抗ウイルス薬の処方がされないこともあります(*1)。簡易検査キットでは発症後2日目が最も陽性率が高いとされている一方、抗ウイルス薬による治療は発症後48時間以内でないと効果が期待できません。

その点、漢方薬の麻黄湯などは初期の時点からすぐに服用でき、後の症状も軽くすみ人によっては1回の服用で治ってしまうこともあります。この麻黄湯の成分の麻黄や桂皮には、科学的にも抗ウイルス作用が認められています。麻黄(*2)、桂皮(*3)はインフルエンザウイルス増殖を抑制したという報告がなされています。桂皮にはウイルスタンパク質合成を抑制し、インフルエンザ感染マウスの生存率が改善したという結果も出ています。

このような麻黄・桂皮を主成分とする麻黄湯の単独使用でもタミフルに匹敵するほどの効果を出しているとも言われています。それは麻黄湯は抗ウイルス効果を持ちながら症状に対してからだの後始末をしながら対処していくのですが、タミフルはインフルエンザのウイルス増殖抑制だけに限定しているからかもしれません。近くに感染者がいたなどの新型インフルエンザ(季節性インフルエンザを含み)を疑う十分な状況があればなおさら、感染初期からすぐに治療を開始することができるため、有益と思われます(*4)。

当店ではそのような状況に備えて初期からすぐに飲める麻黄湯の抽出液パックを用意しています。煎じる手間もなく携帯にも便利ですぐに飲めます。1日分650円(3パックで3回分)です(服用は発症後2〜3日間です)。質の良い生薬を煎じて高温でパック包装していますので成分は優れており、大腸菌などの混在の心配もありません。常温で2〜3ヶ月、冷所で1年ほど保存可能です。使用にあたっては注意事項等をお伝えし、心配な時はご連絡いただければ詳しく説明いたします。感染初期にすぐに服用できるように準備されることをお薦めします。

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(*1) 2009年9月4日付 朝日新聞朝刊の「声」の欄に青森県弘前市の薬剤師さんが書かれた「インフル検査の精度上げよ」という投稿に、簡易検査で陰性と判定されたお子さんからご家族が新型ウイルスに感染した様子が書かれています。

(*2) H. Mantani et al., "Inhibitory effect of Ephedrae herba, an oriental traditional medicine, on the growth of influenza A/PR/8 virus in MDCK cells," Antiviral Research, volume 44, issue 3, pages 193-200, 1999

(*3) K. Hayashi et al., "Inhibitory effect of cinnamaldehyde, derived from Cinnamomi cortex, on the growth of influenza A/PR/8 virus in vitro and in vivo," Antiviral Research, volume 74, issue 1, pages 1-8, 2007

(*4) 2009年8月5日付 産経新聞の記事「新型インフルエンザ予防 マイタケの効果に注目「エキス」でウイルス増殖を抑制」には麻黄・桂皮そしてマイタケにそれぞれ異なった抗ウイルス作用があることが解説されています。

インフルエンザや風邪への備え2009/08/27 15:30

うがい手洗い、マスクの着用、規則正しい生活をして疲労をためない、など基本的な事を行いましょう。もしかかってしまったら早めに漢方薬を飲むとその後の治りが良い事が多いです。咽頭の違和感や痛み、ゾクゾクと寒気がするなど、熱が出始める前に、もしかしてインフルエンザでは?と思ったらすぐに飲むことができる煎じ薬抽出パックを用意しました(胃腸の弱い方など使用に制限が必要な場合がありますのでご相談ください)。インフルエンザの反応が陽性になるのには発熱後数時間経過してからなので、その前からすぐに飲み始めることで病気の悪化を防ぎます。

インフルエンザと漢方2009/04/27 19:10

インフルエンザは急に38〜40度の高熱が出て、倦怠感・筋肉痛・関節痛などの全身症状が通常5日間ほど続きます。食欲がなくなり、咽頭痛や咳といった症状が出たり、気管支炎から肺炎をおこすこともあります。また重症化すると脳炎や心不全に至ったり、体力のない高齢者や乳幼児などは命にかかわることもあります。

最近では新型インフルエンザの発生も危惧されています。インフルエンザは飛沫感染ですから、うがい、手洗い、そして人混みではマスクを着用することが予防となります。また部屋の加湿をすることも効果があります。もし罹ってしまったらお薬はタミフル・リレンザなどありますが、これらは発熱後数時間経たないと感染したかどうかわからないため服用できません。しかし、漢方では発症時からすぐに対応可能です。

発症初期で発熱悪寒があり汗をかかない場合には麻黄湯あるいは葛根湯を使います。頭痛・腰痛・関節痛がある場合は麻黄湯、項部から背・腰などにかけて凝りや痛みがあるものには葛根湯がいいでしょう。これらを飲んで発汗すると症状は徐々に改善しますが、発汗しない場合には別のものを選択します。ご高齢の方や虚弱な方は高熱が出ても顔色は青く手足は冷たいことがあり、その場合も別のものを選択します。日ごとに症状が変化していきますので、それらを踏まえて煎じ薬を変更していきます。